ロードバイクのハンドル落差を最適化!走りが劇的に変わる調整術とポジションの秘訣

ロードバイク愛好者向け

ロードバイクに乗るあなたは、もしかしたら「もっと速くなりたい」「もっと楽に長距離を走りたい」「体が痛くならない快適な乗り方を知りたい」と思っていませんか?

その答えの一つが、実は「ハンドル落差」に隠されています。

ハンドルの高さが少し変わるだけで、空気抵抗、重心位置、体への負担、そして何より「走りの質」が劇的に変化するのです。

この記事では、ロードバイクのハンドル落差が走行性能に与える影響を深く掘り下げ、あなたに最適なハンドル落差を見つけ、調整するための具体的な方法を解説します。

この記事を読み終える頃には、あなたのロードバイクでの走りが、きっとこれまでとは全く違うものになっているはずです。

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  1. ロードバイクのハンドル落差が走行性能に与える深い影響
    1. ロードバイクにおけるハンドル落差とは?基本を理解しよう
    2. ハンドル落差が大きい場合のメリットとデメリット
      1. メリット:
      2. デメリット:
    3. ハンドル落差が小さい場合のメリットとデメリット
      1. メリット:
      2. デメリット:
    4. なぜハンドル落差で「走りの質」が劇的に変わるのか?
    5. 目的別!理想的なハンドル落差の考え方
    6. 間違ったハンドル落差が引き起こす体への負担とパフォーマンス低下
  2. あなたに最適なハンドル落差を見つける具体的な方法と調整のポイント
    1. 理想のハンドル落差を見つけるための身体的・経験的基準
    2. 初心者からベテランまで!段階的なハンドル落差の調整手順
    3. 現在のハンドル落差を正確に測る方法
    4. スペーサーやステム交換でハンドル落差を調整する方法
      1. 1. スペーサーでの調整:
      2. 2. ステム交換での調整:
    5. 自己流調整の落とし穴とプロショップの活用術
      1. 自己流調整の落とし穴:
      2. プロショップの活用術:
  3. ハンドル落差調整後の変化への対応とさらなる最適化
    1. 調整後に体が慣れるまでの期間と注意すべきこと
    2. ポジションの微調整でさらなるパフォーマンスアップを目指す
    3. サドル位置やクリート位置との連携で全体最適化を図る
    4. 定期的な見直しで常にベストなハンドル落差を維持する
  4. まとめ:ハンドル落差を最適化してロードバイクをより楽しもう
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ロードバイクのハンドル落差が走行性能に与える深い影響

ロードバイクにおけるハンドル落差とは?基本を理解しよう

ロードバイクにおける「ハンドル落差」とは、サドルに座った状態での地面からの高さと、ハンドルのバーテープを巻いた部分(またはブラケットの最も低い部分)の地面からの高さの差を指します。

簡単に言えば、サドルとハンドルの高さの相対的な違いのこと。この落差が大きいほど前傾姿勢が深くなり、小さいほどアップライトな姿勢になります。

自転車のジオメトリーやライダーの体格、柔軟性、走行スタイルによって理想的な落差は異なり、このわずかな違いが、あなたの走りに大きな影響を与えるのです。

ハンドル落差が大きい場合のメリットとデメリット

ハンドル落差を大きくすると、一般的にサドルに対してハンドルが低くなります。

メリット:

  • 空気抵抗の低減: 前傾姿勢が深くなることで、空気抵抗を受ける前面投影面積が減り、特に平地での高速巡航やタイムトライアルで有利になります。
  • パワー伝達効率の向上: 骨盤が前傾し、股関節がより深く使えるようになるため、ペダリングのパワーを効率よく路面に伝えることができます。スプリンターやヒルクライマーなど、瞬間的なパワーが必要な場合に効果的です。
  • 重心の安定: 重心が低く前方に移動するため、下り坂や高速走行時の安定性が増し、コントロールしやすくなります。

デメリット:

  • 体への負担増大: 深い前傾姿勢は、首、肩、腰、手首に大きな負担をかけます。特に柔軟性が低い方や、体幹が弱い方は、長時間のライディングで痛みが生じやすくなります。
  • 視界の制限: 頭を上げる必要があるため、首への負担が増え、前方視界が狭くなることがあります。
  • 快適性の低下: 初心者やロングライドを楽しむ方には、過度な前傾は不快感につながり、純粋に自転車を楽しむ妨げになる可能性があります。

ハンドル落差が小さい場合のメリットとデメリット

ハンドル落差を小さくすると、サドルに対してハンドルが高くなります。

メリット:

  • 体への負担軽減: アップライトな姿勢になるため、首、肩、腰への負担が軽減され、リラックスして乗ることができます。特に初心者や長距離を快適に走りたい方に適しています。
  • 視界の確保: 前方を見上げやすくなるため、視界が広がり、交通量の多い場所やグループライドでの安全性向上に寄与します。
  • 操作性の向上: 重心が後方寄りになり、ハンドリングが軽くなるため、低速走行時や街中での取り回しが楽になります。

デメリット:

  • 空気抵抗の増加: 前面投影面積が大きくなるため、空気抵抗が増加し、高速走行や向かい風の中での巡航性能が低下します。
  • パワー伝達効率の低下: 骨盤が後傾しやすくなり、股関節の可動域が制限されるため、効率的なペダリングが難しくなり、最大限のパワーを発揮しにくくなります。
  • ダンシング時の不安定性: 重心が後方にあるため、ダンシング(立ち漕ぎ)の際に自転車が振られやすくなることがあります。

なぜハンドル落差で「走りの質」が劇的に変わるのか?

ハンドル落差が走りの質を劇的に変える理由は、主に以下の3つの要素に影響を与えるからです。

  1. 空気抵抗: ロードバイクの速度が上がるほど、走行抵抗の約8割は空気抵抗が占めると言われています。ハンドル落差によって前傾姿勢の深さが変わり、ライダーが受ける空気抵抗の面積が大きく変化します。深い前傾ほど空気抵抗は減り、同じ出力でもより速く走れるようになります。
  2. 重心位置と体重配分: ハンドル落差を変えることで、ライダーの重心位置と前後輪への体重配分が変わります。前傾が深くなればなるほど重心は低く前方に移動し、フロントタイヤへの荷重が増えます。これにより、高速域での安定性やコーナリング性能が向上します。逆に、重心が後方になれば、ヒルクライムでのトラクション(駆動輪のグリップ)確保や、低速での安定性が増します。
  3. 筋肉の使われ方と疲労: 適切なハンドル落差は、特定の筋肉への負担を減らし、全身の筋肉を効率的に使えるようにします。例えば、過度な前傾は首や腰、腕への負担を増やし、早期の疲労につながります。逆にアップライトすぎると、ペダリングで使う大臀筋やハムストリングスが十分に機能しにくくなることがあります。最適な落差は、パワー伝達効率と快適性のバランスを取り、長時間のライドでもパフォーマンスを維持できることに繋がります。

これらの要素が複合的に作用することで、ハンドル落差はあなたのロードバイクでの「速さ」「快適さ」「楽しさ」といった「走りの質」そのものを決定づけるのです。

目的別!理想的なハンドル落差の考え方

「理想的なハンドル落差」は、一概に数値で決まるものではありません。あなたのロードバイクに乗る「目的」や「スタイル」によって大きく異なります。

  • レース志向・タイムアタック:
    • 落差: 大きめ(深めの前傾)
    • 目的: 空気抵抗を極限まで減らし、最大限のパワーを効率的に路面に伝えるため。高速巡航や単独走でのタイム短縮を狙います。
    • 注意点: 柔軟性と体幹の強さが要求されます。
  • ロングライド・エンデュランス:
    • 落差: やや小さめ~中間
    • 目的: 長時間の走行でも首、肩、腰への負担を最小限に抑え、快適性を維持するため。景色を楽しみながら走ることに重点を置きます。
    • 注意点: 快適性と効率のバランスが重要です。
  • ブルベ・超長距離:
    • 落差: 小さめ(アップライト)
    • 目的: 24時間以上の走行を想定し、極端な疲労の蓄積を避けるため。休憩時のリカバリーも考慮し、無理のない姿勢を最優先します。
    • 注意点: 空気抵抗増は承知の上、快適性を優先します。
  • フィットネス・街乗り:
    • 落差: 小さめ(アップライト)
    • 目的: 前方視界の確保と、リラックスした姿勢で気軽に楽しめることを優先。交通量の多い場所での安全性も考慮します。
    • 注意点: ロードバイク本来の走行性能より快適性を重視します。

自分の主なライド目的がどこにあるのかを明確にすることで、理想のハンドル落差の方向性が見えてきます。

間違ったハンドル落差が引き起こす体への負担とパフォーマンス低下

「とりあえずこの高さでいいか」と安易にハンドル落差を決めてしまうと、思わぬ体への負担や、パフォーマンスの低下を招くことがあります。

  • 首・肩の痛み: ハンドルが低すぎると、前方を見るために首を過度に反らす必要があり、首や肩に慢性的な痛みを引き起こすことがあります。
  • 腰痛: 深すぎる前傾は、腰部に集中した負荷をかけ、腰痛の原因となります。特に体幹が弱い場合や、柔軟性がない場合に顕著です。
  • 手の痺れ・手首の痛み: ハンドルが低すぎると、前方に体重がかかりすぎて手や手首に負担が集中し、痺れや痛みを引き起こすことがあります。
  • 股関節の詰まり感: 極端に深い前傾は、股関節の可動域を狭め、ペダリング時に「詰まり」を感じることがあります。これにより、効率的なパワー伝達が妨げられます。
  • 効率の低下: 痛みや不快感があると、無意識に力をセーブしたり、ペダリングのフォームが崩れたりして、本来のパフォーマンスを発揮できません。
  • 精神的な負担: 常に体のどこかに痛みを感じながら走るのは、ライドの楽しさを半減させます。結果的にロードバイクに乗る機会が減ってしまう可能性もあります。

これらの問題を避けるためにも、ハンドル落差は非常に重要な調整ポイントなのです。

あなたに最適なハンドル落差を見つける具体的な方法と調整のポイント

理想のハンドル落差を見つけるための身体的・経験的基準

理想のハンドル落差は、個人の身体的特徴や柔軟性、そしてライディング経験によって変わります。

  • 柔軟性: 特にハムストリングス(太ももの裏)や腰、肩甲骨周りの柔軟性が重要です。前屈してつま先に手が届くか、肩を大きく回せるかなどで大まかに判断できます。柔軟性が低い方は、いきなり大きな落差を設けるのは避けるべきです。
  • 体幹の強さ: 安定した前傾姿勢を保つには、体幹の強さが不可欠です。体幹が弱いと、腕や肩で体を支えることになり、腕や手の痺れ、肩こりの原因になります。
  • 走行経験と目的: ロードバイク歴が浅い初心者の方は、まずアップライトな姿勢から慣れ、徐々に落差を大きくしていくのが一般的です。レースやロングライドなど、具体的な目標がある場合は、それに応じた姿勢を検討します。
  • サドルからハンドルまでの距離: 落差だけでなく、サドル先端からハンドルバーまでの距離(リーチ)も重要です。落差を調整するとリーチもわずかに変化するため、トータルでバランスを考える必要があります。

まずはこれらの要素を自己分析し、無理のない範囲で調整を始めることが大切です。

初心者からベテランまで!段階的なハンドル落差の調整手順

ハンドル落差の調整は、一度に大きく変えるのではなく、少しずつ段階的に行うのが鉄則です。

  1. 現在の状態を記録: 調整を始める前に、現在のハンドルの高さ(スペーサーの枚数、ステムの角度など)を写真に撮るか、メモしておきましょう。いつでも元に戻せるようにしておくのが重要です。
  2. 小さな変化から始める: 例えば、ステム下のスペーサーを1枚(5mm~10mm程度)だけステムの上に移し替えて、ハンドルを少し下げてみましょう。
  3. 試走と体感: 調整後、すぐに10km~20km程度の試走を行い、体のどこかに痛みや違和感がないかを確認します。特に首、肩、腰、手のひらに注意を払いましょう。
  4. 時間をかけて慣れる: 新しいポジションに体が慣れるまでには、数日〜数週間かかることがあります。すぐに判断せず、何度かライドを繰り返して様子を見ます。
  5. 再調整または元に戻す: 違和感なく快適に、かつ効率的に走れると感じたらそのままでOK。もし不快感や痛みが続くようなら、元の状態に戻すか、さらに微調整を行います。

この手順を繰り返すことで、あなたにとっての「スイートスポット」を見つけることができます。

現在のハンドル落差を正確に測る方法

正確な測定は、調整の基本となります。以下の手順で測定しましょう。

  1. 自転車を水平にする: 平らな場所で自転車を固定し、できれば水平器を使ってサドルとハンドルの中心線を水平にします。
  2. 基準点の確認:
    • サドル高: 地面からサドルの上面中央(または、シートポストの上端からサドルレール中央まで)の垂直距離を測ります。
    • ハンドル高: 地面からハンドルの上部(バーテープが巻かれている部分のトップ)またはブラケットの最も低い部分までの垂直距離を測ります。
  3. 落差の計算: 「サドル高」から「ハンドル高」を引いた差が、あなたの現在のハンドル落差です。

    例:サドル高 90cm – ハンドル高 80cm = 落差 10cm

  4. ステム上スペーサーの枚数: ステムの下に何枚のスペーサーが入っているかも記録しておくと、調整の際に役立ちます。

定期的に測定し、記録しておくことで、自分のポジションの変化を客観的に把握できます。

スペーサーやステム交換でハンドル落差を調整する方法

ハンドル落差の調整は、主に「スペーサー」と「ステム」の2つのパーツで行います。

1. スペーサーでの調整:

  • 方法: ハンドルとフレームを繋ぐ「コラム」と呼ばれる部分に挟まっているドーナツ状のパーツがスペーサーです。ステムの下にあるスペーサーをステムの上に移動させることで、ハンドルを下げることができます。逆に、ステムの上にあるスペーサーを下に移動させれば、ハンドルを上げられます。
  • メリット: 最も手軽で費用がかからず、微調整に適しています。
  • 注意点: ハンドルを下げすぎると、コラムがステムの上に出っ張りすぎて見栄えが悪くなったり、安全性が損なわれる可能性もあります。

2. ステム交換での調整:

  • 方法: ステムはハンドルの突き出し量と角度を調整するパーツです。
  • ステム長(突き出し量): 長いステムはハンドルが遠くなり、より前傾姿勢を深くできます。短いステムはハンドルが近くなり、アップライトになります。
  • ステム角度: ステムには角度があり(例:±6°、±10°)、上下を反転させることでハンドルの高さを大きく変えられます。例えば、上向きに付けていたステムを下向きにすれば、大きくハンドルを下げることができます。
  • メリット: スペーサーだけでは達成できない大幅な調整が可能です。
  • 注意点: ステムの長さや角度が変わると、ハンドル落差だけでなく、リーチ(サドルからハンドルまでの距離)も大きく変わるため、慎重な選択が必要です。ステムの交換には、適正な工具と知識が必要です。

これらの方法を組み合わせて、理想の落差を目指しましょう。

自己流調整の落とし穴とプロショップの活用術

ハンドル落差の調整は、一見簡単そうに見えますが、自己流で深入りすると落とし穴にハマることもあります。

自己流調整の落とし穴:

  • 痛みや怪我のリスク: 体の柔軟性や体幹の強さを無視した過度な調整は、慢性的な痛みや疲労、最悪の場合は怪我につながります。
  • 非効率なポジション: 「格好良いから」と無理にハンドルを下げたり、「楽だから」と上げすぎたりすると、ペダリング効率が著しく低下し、本来のロードバイクの性能を発揮できなくなります。
  • 迷走と無駄な出費: どのポジションが良いのか分からなくなり、パーツを無闇に交換したり、何度も調整を繰り返したりして、時間とお金を浪費してしまうことがあります。

プロショップの活用術:

これらの落とし穴を避けるためにも、プロの自転車ショップでのフィッティングやアドバイスを受けることを強くおすすめします。

  • バイオメカニクスに基づいたフィッティング: 専門のフィッターは、ライダーの身体計測(股下、腕長、柔軟性など)やライディングフォームの分析を通じて、科学的根拠に基づいた最適なポジションを導き出してくれます。
  • 専門知識と経験: 数多くのライダーを見てきた経験から、痛みや悩みの原因を的確に特定し、適切な解決策を提案してくれます。
  • パーツの選択肢: 試乗用のステムやハンドルバーなども用意されていることが多く、実際に試しながら最適なパーツを見つけられます。
  • 定期的な見直し: 体の変化やライディングスタイルの変化に合わせて、定期的にフィッティングを見直すことも重要です。

「たかがハンドル落差」と侮らず、体のプロフェッショナルである自転車ショップの知見を借りることは、安全で快適、そして効率的なロードバイクライフを送る上で非常に有効な投資です。

ハンドル落差調整後の変化への対応とさらなる最適化

調整後に体が慣れるまでの期間と注意すべきこと

ハンドル落差を調整した後、すぐに「完璧なポジションだ!」と感じることは稀です。多くの場合、体に新しいポジションが慣れるまでに一定の期間が必要です。

  • 慣らし期間: 一般的に、数日から数週間(または数百キロ)の慣らし期間が必要とされます。この期間中に、新しい筋肉が使われたり、既存の筋肉の使われ方が変わったりします。
  • 初期の違和感: 最初のうちは、いつもと違う筋肉が張ったり、わずかな違和感を感じたりすることがあります。これは体が順応しようとしている証拠なので、すぐに元のポジションに戻すのではなく、しばらく様子を見ましょう。
  • 痛みに注意: しかし、明らかに鋭い痛み、しびれ、または継続的な不快感がある場合は、そのポジションが体に合っていない可能性があります。我慢せずに調整をやり直すか、プロショップに相談しましょう。
  • 短距離から始める: 調整後は、まず短い距離(10~30km程度)のライドから始めて、徐々に距離を伸ばしていくのがおすすめです。

ポジションの微調整でさらなるパフォーマンスアップを目指す

体が新しい落差に慣れたら、次はさらなるパフォーマンスアップを目指して微調整を行っていきましょう。

  • 手のポジション: ブラケット、下ハン、トップバーのどこを握っているときに最も快適で効率的か。手のひらや手首に過度な圧迫感がないかを確認します。
  • 肩と腕の力み: 肩が上がっていないか、腕が突っ張っていないか。腕は軽く曲げた状態で、上半身の体重を適度に分散できているかを確認します。
  • 腰の丸まり: 腰が過度に丸まっていないか、または反りすぎていないか。骨盤をニュートラルに保ち、効率的なペダリングができているかを確認します。
  • 呼吸のしやすさ: 前傾姿勢になっても、胸郭が圧迫されずに深く呼吸できているか。スムーズな呼吸はパフォーマンスに直結します。

これらの点を意識しながら、少しずつスペーサーの増減や、サドルの前後位置、クリート位置との連携で、トータルなポジションの最適化を図っていきます。

サドル位置やクリート位置との連携で全体最適化を図る

ハンドル落差は、ロードバイクのポジションを構成する一部に過ぎません。サドル位置やクリート位置と密接に連携しており、これら全体で「快適で効率的なポジション」が成り立っています。

  • サドル高さ: ハンドル落差を下げると、相対的にサドルが高く感じられることがあります。その場合、サドル高を微調整する必要があるかもしれません。
  • サドル前後位置(セットバック): サドルの前後位置は、股関節の動きやペダリング時の膝の位置に大きく影響します。ハンドル落差を変えたことで、重心が変化し、サドルの前後位置も再検討が必要になる場合があります。
  • クリート位置: クリートの位置は、足裏とペダルの接点であり、ペダリング効率と膝への負担に直結します。ハンドル落差と連動して骨盤の傾きが変わると、クリートの角度や前後位置も微調整することで、より自然で効率的なペダリングが可能になることがあります。

これらすべてが連携し合うことで、真に最適化されたポジションが完成します。一つの部分だけを見るのではなく、常に全体としてのバランスを意識することが重要です。

定期的な見直しで常にベストなハンドル落差を維持する

一度最適なハンドル落差を見つけたら、それで終わりではありません。

  • 体の変化: 年齢による柔軟性の変化、トレーニングによる体幹の強化、体重の増減など、体は常に変化しています。
  • ライド目的の変化: 長距離イベントに挑戦する、レースを始めるなど、ライドの目的が変われば、求めるポジションも変わる可能性があります。
  • 機材の変化: 新しいロードバイクに買い替えたり、ステムやハンドルバーを交換したりする際にも、ポジションの見直しは必須です。

最低でも年に一度、または体の不調やパフォーマンスの低下を感じた際には、ポジション全体、特にハンドル落差を見直す習慣をつけましょう。

自己流での限界を感じたら、迷わずプロのフィッターに相談し、常にベストな状態を維持することで、ロードバイクでの走りを最大限に楽しむことができます。

まとめ:ハンドル落差を最適化してロードバイクをより楽しもう

ロードバイクのハンドル落差は、単なるハンドルの高さではありません。

あなたの「速さ」「快適さ」「疲労度」、そして「ロードバイクでの体験そのもの」を大きく左右する、非常に重要なポジション要素です。

この記事で解説したように、ハンドル落差の大小がもたらすメリット・デメリットを理解し、自分の目的や身体的特徴に合わせて段階的に調整していくことで、あなたの走りは劇的に変わるはずです。

最適なハンドル落差を見つける旅は、時に試行錯誤の連続かもしれません。しかし、その先に待っているのは、これまで以上の爽快なライドと、ロードバイクを心から楽しめる充実感です。

ぜひ今日から、あなたのロードバイクのハンドル落差に注目し、最適なポジションを見つけて、より快適に、より速く、そして何よりも楽しく、ロードバイクライフを満喫してください。

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